拮抗筋を交互に鍛える筋トレがスーパーセット法
筋トレを行ううえで拮抗筋を意識することは大切です。拮抗筋とはある筋肉が主動筋となるとき、反対の動きをするペアになる筋肉。この拮抗筋を利用した、もっとも効率的な筋トレがスーパーセット法です。スーパーセット法のメリットを詳しく見ていきましょう。
拮抗筋同士を使った2つのメニュー
拮抗筋とは、ひじを曲げる上腕二頭筋とひじを伸ばす上腕三頭筋のように、お互いに反対の動きをする筋肉のこと。そして、拮抗筋同士を使った2つの筋トレメニューを交互に行うトレーニング方法をスーパーセット法といいます。
たとえば、ひじを曲げるアームカールと、ひじをのばすケーブルプレスダウンの組み合わせ。こういった2つの筋トレメニューを、インターバルをほとんど取らずに交互に行います。
スーパーセット法のメリットとしては、まず拮抗筋の筋トレメニューによって筋肉の回復が早まること。反対側の拮抗筋のメニューを行っているときに、拮抗する筋肉も関節の安定などのために適度に運動に参加しているからです。
拮抗筋の原理で筋肉を追い込める
適度な運動は筋肉の緊張を解き、筋ポンプ作用で循環を促進するなどのクールダウン効果があります。これが筋肉の回復が早まる理由です。
スーパーセット法のメリットにも、筋トレ時間の短縮があります。一方のメニューを行っている間に、同時に拮抗筋の筋肉にはクールダウン効果があるため、インターバルなしで連続してセットを繰り返せます。
その意味で、スーパーセット法は短時間で筋肉を追い込めるもっとも効果が高い筋トレの方法といえるのです。太ももの前と後ろを鍛えるレッグカールとレッグエクステンションの組み合わせなど、拮抗筋の原理を応用しましょう。
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