体幹トレーニングの方法は3つに区分できる
体幹トレーニングの方法といえば、フロントブリッジなど体幹を固定させるメニューが浮かびます。しかし、体幹トレーニングの方法は3つに区分可能。体幹を固定させるのはそのうちの1つでしかありません。体幹を自在に動かしたり、体幹筋の筋力をつける体幹トレーニングも必要です。
体幹トレーニング方法の3区分とは
体幹トレーニングといってもいろいろな方法があります。それぞれの体幹トレーニングのターゲットを分類すると、大きく3つの方法に区分することができるでしょう。
体幹トレーニング方法の3区分とは「体幹を固定する能力」「体幹を自在に動かす能力」「体幹筋の筋力」。とかく1つめの固定する能力向上に主眼が置かれがちですが、体幹を自在に動かすための体幹トレーニングも必要なのです。
また、体幹を固めて姿勢を維持するタイプの体幹トレーニングは、体幹を固定する感覚を身につけることが目的。じつは、体幹筋の筋力の強化という点においては最適な方法とはいえません。
体幹トレーニングの方法に筋トレ
このため、体幹筋の筋力を向上させるトレーニングが必要になります。体幹の動作筋は前面の腹筋群と後面の背筋群です。体幹トレーニングの方法としては、クランチやバックエクステンションなど通常の筋トレを行います。
そして、体幹は固定するだけでなく、しっかりと動かせることも重要です。しかしながら、腕や足のように目に見えて動きがはっきりわかる部位と比べ、体幹は自在に動かすのが難しい部分になります。
だからこそ、体幹を自在に動かす能力を向上させるトレーニングが必要。体幹トレーニング方法としては、体幹の屈曲・伸展、左右の側屈、左右の回旋の動きを行います。体幹を強化するのではなく、動きを覚えるトレーニングです。
体幹トレーニングの方法を4つに分類
体幹トレーニングの方法は、その動きで4つに分類することも可能です。それが「ダイナミック・スタビライゼーション・モーションコネクト・バランス」になります。
体幹トレーニングの方法1つめは、基本となる「ダイナミック」です。動くときに働くモビリティマッスルを鍛えます。2つめは「スタビライゼーション」。フロントブリッジなど静的トレーニングを行います。
体幹トレーニングの方法3つめは「モーションコネクト」。ゆっくりとした動きのなかで、モビリティマッスルとスタビリティマッスルの両方を鍛えます。そして4つめは「バランス」。鍛えてきた筋肉をより機能的に向上させて、使える筋肉にしていきます。
体幹トレーニングの方法の誤解とは
体幹トレーニングの方法で誤解されがちなのが股関節の動きです。たとえば、立った姿勢で前屈するときに背すじを伸ばしたまま行ったら、それは股関節の動き。体幹はまったく動いていません。
そして、体幹トレーニングの方法とは体幹の筋肉を鍛える筋トレメニューということ。注意しなければならないのが体幹の筋肉の範囲です。基本的に筋肉は関節を動かすもの。ここで体幹の筋肉が動かす関節は背骨になります。
つまり、体幹トレーニングとは背骨を曲げるための筋肉を鍛えるということ。体幹屈曲筋といわれる筋肉になります。体幹トレーニングの方法とは、体幹屈曲筋を鍛える筋トレメニューのことをいうのです。
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