筋肥大はクルマのエンジンの排気量を上げる作業
筋肥大はいわば、クルマのエンジンの排気量を上げる作業のようなもの。人体を動かすエンジンとなる筋肉は太くなるほど力が強くなり、それだけスピードも速くなるからです。そして、排気量がアップすれば燃料もそれだけ必要にあります。筋肥大は基礎代謝を上げる効果もあるのです。
筋肥大するほど力が強くなる
筋肉は人体を動かすエンジンです。この筋肉は速筋や遅筋といった筋線維タイプの違い以外は、じつは男女を問わずほぼ同じ分子構造をしています。基本的に質の違いというものはありません。
このため、筋肉の強さや速さといったエンジンとしての能力は、その大きさによって決まることになります。このため、筋肉は筋肥大して太くなるほど並列に並ぶ収縮要素が多くなるため、比例して力は強くなるのです。
そして、力が強くなればそれだけスピードも速くなります。よく筋肉の付きすぎはスピードダウンにつながるといわれますが、筋肉のエンジンとしての能力には当てはまりません。
筋肥大で基礎代謝が上がる
つまり、筋肥大はエンジンとして能力を根底から引き上げることになります。その力をスピードとして生かすための運動能力を身につけることで、使える強い筋肉を得ることができるのです。
筋肥大によって基礎代謝が上がることも見逃せません。クルマの排気量を増やすわけですから、それだけ燃料を必要になるというわけ。それまでの食事量を維持していれば、自然と痩せていく体質になるのです。
そんな筋肥大をおこすポイントは、筋トレによって肥大しやすい速筋を刺激することにあります。そのためには、専用の筋トレが必要です。有酸素運動などの強度の低い運動では、あまり筋肥大はおこりません。
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