運動神経の良し悪しは反動を使えるかで決まる
運動神経がよいといわれる人の動きには、じつは共通したスキルがあります。それが反動を利用した動きです。じつは、この反動を私たちも椅子から立ち上がるときに自然に使っています。「よいしょ」と上体をゆする動きです。運動神経がよいとわれるスキルを詳しく見ていきましょう。
運動神経がよいといわれるスキル
筋トレは筋肉を肥大させることで体を動かす基礎的能力をベースアップする、いわばエンジンの排気量を上げるような効果があります。そのエンジンを実際の競技の動きに生かすには、筋肉を使うためのトレーニングが必要です。
サッカーや野球などダイナミックな動作を行うスポーツには、共通する体の使い方があります。それが、いわゆる体のバネを生かした動き。バスケットボールの高いジャンプ力も、ボクサーの力強いストレートパンチも同様です。
バネを生かした動きは、多くのスポーツに共通するスキルになるため、これがしっかりできていれば自分の専門以外の競技種目もたいていは上手にこなすことができます。これが、いわゆる運動神経がよいといわれるスキルです。
運動神経のカギは反動を使った動き
目的とするスポーツで筋肉を上手に使うスキルは、その競技の練習で身につけるのが基本ではあります。しかし、そのスキルの根底にある体の使い方の基礎を身につけておくことは運動神経のアップに直結。飲み込みも早くなります。
そして、運動神経がよいとされるスキルのカギは、筋トレでは厳禁とされている反動を利用した動き。反動を使った動作では、使わない場合よりもずっと楽に強い力を発揮できることは多くの人が経験しているはずです。
この反動をいかにたくみに使うかが、運動神経がよいといわれるスキルというわけ。反動を使った動きがうまいかヘタかで、スポーツの得手不得手を決めるといってもよいでしょう。
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