ローテーターカフが老化しておこるのが五十肩
いわゆる五十肩と呼ばれる症状は、肩関節のインナーマッスルであるローテーターカフが老化しておこることがほとんど。ほとんどの五十肩は、ローテーターカフが老化しておきる肩関節周囲炎を指します。逆にいえば、ローテーターカフを強化することで五十肩は予防できるわけです。
ローテーターカフはインナーマッスル
ローテーターカフは肩周辺のインナーマッスル。肩甲骨と上腕骨をつなぐ4つの小さな筋肉の総称になります。具体的には棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋の4つの筋肉です。
小さな筋肉の集まりであるローテーターカフは、大きな力を出すことはありません。むしろ安定して腕を使えるようにするために働くのが役割。まさに、典型的なインナーマッスルといえるでしょう。
インナーマッスルの対となるのがアウターマッスル。ローテーターカフでいえば、大胸筋や三角筋がそれに当たります。ローテーターカフが肩関節を安定して保持するからこそ、アウターマッスルが大きな力を発揮できるのです。
ローテーターカフにはチューブトレ
アウターマッスルは通常の筋トレで鍛えることができます。しかし、インナーマッスルであるローテーターカフは、通常の筋トレではなかなか強化できません。ここで登場するのがチューブトレーニングです。
90度に曲げたひじをわき腹に固定して、手首を曲げずに外側に開く動き内側に閉じる動きを行います。軽い負荷で繰り返す動きによってローテーターカフを鍛えて、スムーズで効率的な動きを実現するのです。
ただし、ローテーターカフだけを鍛えても腕や肩の力がアップするわけではありません。ローテーターカフは大きな力を発揮するためのベースとなるもの。合わせてアウターマッスルも鍛えるようにしましょう。
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