体脂肪率が急激に増える時期が人生には3つある
人間の体脂肪率というのは、年齢とともに変化するものです。なかでも一生のあいだに体脂肪率が著しく増える時期が3つあります。1つめが「生まれてから1歳まで」、2つめが「思春期」、そして3つめが「中年期」です。それぞれの体脂肪率の変化を見ていきましょう。
体脂肪率は思春期までに10~15%
まず生まれてから1歳までの体脂肪率です。生まれたばかりの赤ちゃんの体脂肪率は、およそ10~15%です。新生児は3kg前後ですから、脂肪量でいえば300~450gということになります。
それが1歳になると、20~25%に達します。この時期の子どもの体重は5kgほど。脂肪量でいえば1~1.2kgということ。つまり、人間は生まれてわずか1年で体脂肪量が3倍にも増加するのです。
いったん増えた体脂肪率は思春期までに一時的に10~15%に下がりますが、ここから徐々に体脂肪量の増加が拡大。とくに思春期における体脂肪量の増加は、男性よりも女性のほうが顕著に現れるのはご存じのとおりです。
体脂肪率は生活習慣に深く関わる
そして、落ち着いていた体脂肪率が再び20~25%となるのが中年期になります。ちなみに、中年期の体脂肪量は男性で10kg、女性で12kgほど。これは思春期のときの体脂肪量のおよそ2倍に相当する数値です。
中年期以降は体脂肪量の増加が加速。とくに腹部蓄積型の脂肪分布が強まって、体脂肪率もどんどん高くなっていきます。一方で、個人差も顕著になるのも特徴。これは中年期以降の体脂肪率は生活習慣に深く関わっているからです。
ただし、女性の場合は閉経とともに、加速度的に腹部の脂肪が増加する傾向があることがわかっています。これは閉経後、卵巣で作られるホルモンが急激に減少することが影響すると考えられています。
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