皮下脂肪は生命維持のエネルギーを長期的に備蓄
皮下脂肪とは、皮膚の表面の表皮とその下の真皮という皮膚の下にある皮下組織の中にある脂肪のこと。わかりやすくいえば、皮膚の下に付いている脂肪のことで、指でつまめるお肉です。この皮下脂肪はボディラインを整えるために重要な役割を果たしています。皮下脂肪について詳しく見ていきましょう。
皮下脂肪には重要な役割がある
お腹まわりだけでなく、二の腕や太もも、お尻など皮下脂肪が付いてしまう場所はさまざま。とかく悪者扱いされることが多い皮下脂肪ですが、じつは体温を維持したり、外部からの衝撃から内臓を守るなど重要な役割があります。
なかでも重要なのが、生命維持のエネルギーを長期的に備蓄する役割です。これは、食事などで摂取したエネルギーや内臓脂肪が、なくなってしまったときの緊急用の脂肪という意味になります。
ちなみに、内臓脂肪はエネルギーを一時的に貯蔵するもの。すぐに付きやすい反面、有酸素運動などですぐに落ちやすいという性質があります。よくいわれるたとえが、「内臓脂肪は普通預金で、皮下脂肪は定期預金」というものです。
皮下脂肪の特徴は落ちにくい
すなわち、皮下脂肪はなかなか付きにくいながら、一度付いてしまうと落ちにくいという特徴があります。また、男性よりも女性のほうが皮下脂肪が多いというのも特徴。逆に男性のほうが、内臓脂肪が多いというのが特徴です。
皮下脂肪はとても柔らかい組織のため、いろいろな方向へ流れやすいという特徴があります。ちなみに、お腹まわりや太もものお肉が固くてつまめない人は、皮下脂肪が固まっているだけ。それは筋肉ではありません。
また、老廃物と絡み合ってセルライトを作ることも皮下脂肪の特徴です。このように、皮下脂肪はボディラインを整えるためにとても重要なもの。筋トレや有酸素運動は、皮下脂肪を意識して行うようにしましょう。
■「皮下脂肪」おすすめ記事
皮下脂肪を落とすだけで腹筋を割る方法とは?
皮下脂肪を落とす「8秒筋トレ」のやり方とは
中年太りは内臓脂肪より皮下脂肪に原因アリ
皮下脂肪を落とすなら「お腹つまみ」が効果的
■「脂肪」おすすめ記事
体脂肪率の理想は腹筋が割れる「10%以下」
細マッチョの体脂肪率は15%以下を目指すべし
女性の体脂肪率「20%以下」が理想だった
体脂肪を減らすには4つの栄養素が不可欠だった
お腹の脂肪を減らすなら有酸素運動が効果的
その気になればすぐ!?内臓脂肪レベルの落とし方