皮下脂肪がマッサージでコントロールできる理由
皮下脂肪は重力で勝手に下に流れ落ちるもの。それがお腹やお尻などに溜まることで、いわゆる肥満体型が定着していきます。ただし、皮下脂肪が下に流れ落ちるということは、上にも動くということです。そこで、皮下脂肪がマッサージでコントロールできるメカニズムを詳しく見ていきましょう。
皮下脂肪マッサージで老廃物を排出
皮下脂肪はマッサージすることでコントロールできます。凝り固まった皮下脂肪をほぐして柔らかくし、老廃物を排出できるようにすることで、皮下脂肪がよい状態に変化していくのです。
もちろん、皮下脂肪はマッサージを行うだけで直接的な燃焼効果があるわけではありません。マッサージで脂肪細胞のまわりについた老廃物は流し出せますが、皮下脂肪自体が減ってなくなるわけではないからです。
とはいえ、血液やリンパの流れをよくすることになるため、脂肪が燃焼しやすい状態はなっています。また、皮下脂肪に滞留していた老廃物が排出されることで、見た目が変化することもあるのです。
皮下脂肪はマッサージで移動する
実際、皮下脂肪は揉むと小さくなり、移動する性質もあります。皮下脂肪をマッサージする刺激によってノルアドレナリンが分泌。すると、揉んだ部分の脂肪細胞内の中性脂肪は、遊離脂肪酸に分解されやすくなります。
ただし、脂肪細胞は非常に小さく、しかも密集して存在。いったん遊離脂肪酸になって脂肪細胞から出ても、すぐ近くの脂肪細胞に入ってしまうことが多いのが実状です。
すなわち、皮下脂肪は揉むことで小さくなり、脂肪細胞内の中性脂肪は移動していくということ。とはいえ、マッサージだけでは脂肪を移動させることができても、劇的に脂肪を燃やすことはできません。皮下脂肪の燃焼には、摂取カロリーを減らす食事療法と、消費カロリーを増やす運動をとり入れるとよいでしょう。
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