中性脂肪を減らす「50%の力で20分の運動」
AMPキナーゼが活性化すると、インスリンがなくても糖を筋肉に引き込んで、中性脂肪を減らすことができます。ただし、AMPキナーゼはふだんは筋肉のなかで眠っているもの。ふだんは眠っているといいうAMPキナーゼを目覚めさせて、血糖や中性脂肪を効率よく減らすためにはどうすればよいのでしょう?
中性脂肪を減らす運動が自転車
眠っているAMPキナーゼを目覚めさせるためには、筋肉を動かすことが大切。AMPキナーゼは筋肉を使うことで、細胞内のエネルギーが減ってくると目を覚まして活動し始めるからです。
ここで、AMPキナーゼを目覚めさせるためのおすすめの運動が自転車です。自転車といっても、電動自転車でもまったく問題ありません。というのも、50%の力で20分の運動でAMPキナーゼが活性化することがわかっているからです。
しかも、まとまっての運動が20分必要というわけでもありません。細切れの運動であっても、トータルで20分の運動を確保することがAMPキナーゼの活性には大事であることが最近わかってきました。
中性脂肪を減らすエアロビクス
このほか、エアロビクスもAMPキナーゼを活性化するのには有効。エアロビクスは全身の筋肉を使う有酸素運動のため、AMPキナーゼを効率よく活性化して中性脂肪を減らすことができるのです。
また、家でやるならばステップエクササイズがおすすめ。ステップエクササイズとは、いわゆる踏み台昇降です。体のなかでとくに大きい太ももの筋肉を使うため、AMPキナーゼを効率よく活性化できます。
このステップエクササイズを、ちょっとした空き時間に行うだけで十分。これに加えて、なるべく階段を使うことなどでトータル20分以上を目指せば、中性脂肪を減らすことができます。
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