脂質代謝を高めるためには朝食前のランが効果的
脂質は体の莫大な貯蔵エネルギー減。脂質を有効に使えるかどうかが持久力のカギを握っています。ただし、脂質はそのままではエネルギーとして使えません。脂質を代謝させてエネルギー源として使えるようにする必要があります。そして、脂質代謝を高めるためには朝食前のランが効果的なのでした。
脂質代謝を高める朝食前のラン
脂質代謝を高めるためには、体内の糖の貯蔵量が少ない状態を作ることがポイントになります。糖の貯蔵量が少なくなると、肝臓は全身の脂肪細胞に動員をかけて、脂質の代謝を進めるからです。
このため、漫然とランをするよりもあえて糖質が少ない状態でランをすることで、脂質代謝を進めることができるというわけ。これを続けることによって、脂質をエネルギーにしやすい代謝の高い体質にすることができるのです。
そして、脂質代謝を高めるためには朝食前のランが効果的。というのも、1日のうちで起床したタイミングがもっとも空腹状態だからです。夕食を19時に食べたとしたら、朝7時は11時間も絶食した状態です。
脂質代謝が高まって持久力アップ
このとき体内の血糖値は下がって、筋肉や内臓に貯蔵されているグリコーゲン量も減少しています。すなわち、体内の糖の貯蔵量は限りなく少なくなっているというわけ。必然的に脂質代謝が進む状態です。
とはいえ、朝食前に走れといわれても寝起きで体の動きは悪いうえ、低血糖で頭の回転も鈍っているはず。昼間や夕方に行うランほどスピーディに走れないため、トレーニング効果が少ないように感じます。
ただし、朝飯前にランすることの目的は、あくまで脂質代謝の能力アップ。無理にペースを上げる必要もありませんし、それほど長時間のランは不要です。コツコツと繰り返すことで脂質代謝が高まって持久力アップにつながります。
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