有酸素運動の効果で記憶力アップがする理由!!
世界記憶力選手権のチャンピオンが行っている記憶トレーニングのうち、なんと半分が「有酸素運動」なのだとか。じつは有酸素運動の効果で、記憶力はアップするのです。週3回の有酸素運動で海馬が大きくなったというデータもあります。そのメカニズムを詳しく見ていきましょう。
記憶トレーニングの半分は有酸素運動
グンター・カールステンさんは「世界記憶力選手権」の史上最年長の世界チャンピオンです。抽象的な形の並び順を覚える競技で318個という世界記録を打ち立てた超人です。
じつにドイツの記憶力選手権では8回の優勝経験を誇り、45歳でついに世界チャンピオンになりました。いまでもトランプ52枚の並びをわずか46秒で覚えてしまう記憶力の持ち主です。
そんな記憶力の超人が行っている脳トレがあります。それは「サイクリング」と「ジョギング」。カールステンさんは記憶トレーニングのうちの半分を、有酸素運動に当てているといいます。
有酸素運動の効果は脳の肥料を増やす
本人いわく、どの年齢でも記憶力には運動が一番とのこと。じつは記憶力に一番大事なことは有酸素運動なのです。
2011年に発表された、有酸素運動の効果に関する驚くべき研究成果があります。平均年齢68歳の人たちが有酸素運動をしなかった場合、1年間で海馬の大きさが大きく減少しました。しかし、週3回40分の運動をした場合、その効果で1年間で海馬の大きさが2%増加したのです。
有酸素運動の効果は、脳の神経細胞が成長するための肥料のような役割をするものを増やすと考えられています。このため、週3回の有酸素運動の効果で、認知症のリスクが半分になるという報告もあるほどです。
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