内臓脂肪はお腹のどこに溜まっているもの?
内臓脂肪という言葉をよく耳にしますが、実際に脂肪はどこに溜まっているのでしょう? 胃や腸などの臓器が太っている状態なのでしょうか。じつはお腹の中は空洞。その空洞内で内臓をつり下げているのが腸間膜です。内臓脂肪は、この腸間膜に初めに溜まっていきます。
内臓脂肪が生活習慣病の要因
肥満には2つのタイプがあります。内臓脂肪型と皮下脂肪型です。その見た目から、内臓脂肪型はリンゴ型、皮下脂肪型は洋ナシ型ともいわれています。
中高年になってから増加して、深刻な生活習慣病の要因となるのは内臓脂肪型です。はたして、この内臓脂肪はお腹のどこに溜まっているものなのでしょう?
お腹の中は、腹膜に包まれて腹腔という空洞で、負空の中には内臓が収まっています。この内臓を腸間膜という膜がつり下げていて、腸間膜を走る血管が内臓に酸素や栄養を運んでいるのです。
内臓脂肪が溜まるのは腸間膜
そして、内臓脂肪が最初に溜まるのが腸間膜の周辺。加齢とともに基礎代謝が低下すると、余ったエネルギーが脂肪として溜まります。空洞の腹腔内の腸間膜は格好の脂肪の溜まり場というわけです。
この腸間膜に脂肪がビッシリとつくと、やがて肝臓や膵臓、臓器と臓器の間、血管の周りなどに脂肪が蓄積。内臓脂肪型の肥満となっていきます。
内臓脂肪は体の奥に溜まるため、皮下脂肪と違って外からつまむことはできません。このため、内臓脂肪が溜まっている目安となるのが腹囲。男性で85cm以上、女性で90cm以上の人は、内臓脂肪が蓄積している危険性が高いといえます。
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