ぽっこりお腹はインナーマッスル腹筋で引き締める
「ぽっこりお腹」の原因は、臓器が全体的に下がってしまった「内臓下垂」と、それを包み込む腹腔内に蓄積された「内臓脂肪」です。そして、この内臓下垂を解消して、ぽっこりお腹を引き締めるのに重要な役割を果たすのが「インナーマッスル腹筋」です。その具体的な仕組みを見ていくことにします。
ぽっこりお腹にはインナーマッスル
そもそも、ぽっこりお腹を引き締めるインナーマッスルとはどこにある筋肉でしょう? これはアウターマッスルと呼ばれる表面的な筋肉と対比されて使われる言葉。腕立て伏せや腹筋運動などで鍛えると盛り上がってくる、いわゆる筋肉がアウターマッスルです。
一方のインナーマッスルは、体の深い部分にある筋肉のこと。おもに姿勢を細かく調節していたり、関節を正しい位置に保ったりする働きをしています。ただし、体の奥深くにあるため、鍛えた成果が見えにくいというのが難点です。
じつは、この2つに明確な区別はありません。人間の体は大小の筋肉が複雑にからみ合っていて、単純に表面からの深さだけで区別できないからです。トレーニングもインナーマッスルだけを鍛えられるわけではなく、同時にアウターマッスルも鍛えることになります。逆に、ぽっこりお腹もアウターとインナーの両方が緩んだ状態ともいえるのです。
ぽっこりお腹はインナーマッスルで解消
そして「インナーマッスル腹筋」とは、腹筋の下にある臓器群を正しい位置に保つための筋肉のこと。この筋肉が衰えているために内臓下垂がおこっています。インナーマッスル腹筋の衰えによる内臓下垂こそが、ぽっこりお腹の原因だったのです。
すなわち、このインナーマッスル腹筋を鍛えなおすことで、内臓下垂を解消することが可能。そうすることで、ぽっこりお腹を解消することができるのです。
なかでも、とくに腹横筋は腹部の深部にある筋肉。腹圧を上げて体幹を固定し、正しい位置に内臓を収める役割があります。いわゆるお腹を引っ込めるために働く筋肉です。この筋肉をイメージしてトレーニングを行うと、効果的にお腹の内側が鍛えられます。結果的に効率よく、ぽっこりお腹を引き締めることができるのです。
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