横隔膜ストレッチで溜まった内臓脂肪を燃焼!
溜まった内臓脂肪を燃焼させる横隔膜ストレッチのやり方を紹介しましょう。内臓脂肪は横隔膜を押し上げてしまい、呼吸を浅くしてしまいます。すると酸素の供給量が減って脂肪が燃えにくくなってしまうのです。横隔膜ストレッチで溜まった内臓脂肪を燃焼させましょう。
横隔膜はインナーマッスル
人間の胴体は、心臓や肺がある胸腔と胃や腸がある腹腔の2つに分けられます。この境目にあるのが「横隔膜」。横隔膜は薄い筋肉の膜で、インナーマッスルの一種です。
横隔膜は呼吸をするときに必要なインナーマッスル。運動や深呼吸をするなど、空気をたくさん必要とする場合に上下に大きく移動します。
ところが、内臓脂肪が溜まると腹腔のスペースが減少。消化器官である胃や腸の本来の機能が低下します。すると、消化器官の機能をなんとか保持するために、動きやすい横隔膜が押し上げられることに…。横隔膜が上下に大きく移動することがなくなってしまうのです。
横隔膜ストレッチで酸素が増加
こうなると呼吸は浅くなってしまい、胸式呼吸が多くなります。そして腹式呼吸をしなくなって、肺は次第に小さくなっていくのです。肺が小さくなるということは、取り込む酸素が少なくなるということ。酸素の供給が減ると脂肪は燃えにくくなり、内臓脂肪がさらに溜まるという悪循環に陥ります。
内臓脂肪を燃やすには、内臓脂肪のために押し上げられてしまった横隔膜を上下させるストレッチ運動が効果的です。
通常、横隔膜は1.5cmほどしか移動しません。横隔膜ストレッチをすると、7~8cmも動くようになり、そのぶん吸い込む酸素が増加。すなわち、内臓脂肪が燃えやすい体になるのです。
横隔膜ストレッチのやり方
横隔膜ストレッチのやり方は、まず足を肩幅に開いてリラックスして立ちます。両手はだらんと下げた状態で、鼻からゆっくり息を吸いながらお腹を膨らませてください。
そして、今度はお腹に手を当てて、ゆっくり口から息を吐いてお腹をしぼませます。さらに両手をお腹の前で組んで、お腹にある空気を残らず搾り出すように吐き切るのです。
1回の呼吸は10秒間かけて行い、吸うときよりも吐くときに時間をかけるのがポイントになります。横隔膜ストレッチは朝昼晩の1日3セット。1セットあたり5回行ってください。
■「横隔膜」おすすめ記事
横隔膜はインナーマッスル!でもどう鍛える?
■「ストレッチ」おすすめ記事
梨状筋ストレッチは両足を「ハ」の字にして座る
新事実!筋トレ前のストレッチで効果が半減
腸腰筋ストレッチでぽっこりお腹を即効解消!
■「内臓脂肪」おすすめ記事
その気になればすぐ!?内臓脂肪レベルの落とし方
内臓脂肪を減らす「スタンドアップパドルボード」
内臓脂肪を減らすのに効果的なウォーキング法
■「インナーマッスル」おすすめ記事
「体幹」と「インナーマッスル」の鍛え方の違い
女性が腹筋を鍛えるならインナーマッスルが最適
細マッチョになる筋トレがインナーマッスル腹筋!