体が痛いときはインナーマッスル強化でなく休む
スポーツでアウターマッスルを痛めると、よくある指導がインナーマッスル強化です。しかし、体が痛いのは休むべきという体のサイン。まずは体がいたい状態を脱するまで安静にします。そして、最初にすべきはフォームの修正。体が痛い原因はインナーマッスルではないのです。
体が痛い状態は休めという体のサイン
筋肉を大別すると、お腹の腹直筋や胸の大胸筋などの体表にある大きな筋肉であるアウターマッスルと、骨格の近くにある小さな筋肉であるインナーマッスルがあります。筋トレの主要なターゲットになるのは、ボディラインを決めるアウターマッスルです。
アウターマッスルは大きな力を発揮するため、重たい負荷による筋トレが求められます。このため、フォームが乱れると不自然な力が加わって、アウターマッスルやインナーマッスルを痛めることがあるのです。
ここで、単なる筋肉痛も含めて、体が痛い状態は「休め」という体からのサイン。痛いときは安静にして、筋トレなどを控えるのが鉄則です。
体が痛い状態を脱して最初にすること
ところがアウターマッスルを痛めたときに、その原因がインナーマッスルが弱いから…と指摘する指導者もいます。たとえば腰を痛めると、背筋のインナーマッスルを鍛えるような指導です。
しかし、体が痛い部分に刺激を与えるのは傷口に塩を塗るようなもの。体が痛いときは、安静にしているのが一番です。
そして、体が痛い状態を脱して最初にするべきはフォームの修正。痛めるからには、フォームに何らかの問題が隠されているはずです。そこを修正せずしてインナーマッスルを鍛えるのは、本末転倒なのでした。
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