腹横筋がもっとも重要なインナーマッスルな理由
いわゆる筋肉は、体の表面にあって動作を司るアウターマッスルと、深層部にあって姿勢を安定させるインナーマッスルに分けられます。そんなインナーマッスルで、もっとも重要といっても過言ではないのが、お腹の深層にある腹横筋です。腹横筋の重要性を詳しく見ていきます。
腹横筋は横に走るインナーマッスル
まずお腹にある腹筋群は4つの筋肉に分けられます。アウターマッスルである腹直筋と外腹斜筋、そしてインナーマッスルにあたる内腹斜筋と外腹斜筋です。
腹横筋は、脇腹にある内腹斜筋のさらに奥にあって、横に走っているインナーマッスルです。お腹の前面をタテにつなぐ腹直筋の裏から、お腹のまわりを覆って背骨につながっています。
腹横筋が重要である理由の1つが、コルセットのようにお腹を締める重要な役割にあります。いわゆるコアと呼ばれる体の核となる部分となるため、体の安定に欠かせない筋肉なのです。
腹部には骨格が背骨しかないため、下半身の力を上半身に伝えるためには、コアの安定性が欠かせません。すなわち腹横筋がしっかり働かせられるかどうかが、日常からスポーツまであらゆる動作のカギとなるのです。
腹横筋が内臓を正しい位置に固定
インナーマッスルの基本的な役目である姿勢の安定でも、腹横筋は重要な役割を果たします。腹部には背骨しか骨格がないため、正しい姿勢をとるためには腹横筋を欠かすことができないからです。
姿勢の安定だけではありません。腹横筋には内臓を正しい位置に固定するという重要な役割があります。腹横筋が弱ってくると内臓下垂が発生。それが腰まわりのたるみの原因となるのです。
このほか、腹横筋が鍛えられると骨盤が安定して、腰痛の改善につながります。呼吸のときにも腹横筋は使われるため、生命活動にも欠かすことができません。このように腹横筋は、とても重要なインナーマッスルなのです。
■「腹横筋」おすすめ記事
腹筋のインナーマッスルは「腹横筋と腹斜筋」
腹横筋はお腹を引き締めるインナーマッスル
腹横筋をドローインで鍛えると腰痛予防になる
腹横筋を筋トレするならヒップリフトが効果的
■「インナーマッスル」おすすめ記事
「体幹」と「インナーマッスル」の鍛え方の違い
細マッチョになる筋トレがインナーマッスル腹筋!
基礎代謝量を上げる秘密はインナーマッスル腹筋
女性が腹筋を鍛えるならインナーマッスルが最適
腹筋を割る方法!インナーマッスルに秘密アリ!!
ぽっこりお腹を引き締めるインナーマッスル腹筋