体が痛いとき冷湿布で冷やすのは72時間まで
腰やひざなど体が痛いときは、とりあえず湿布を貼るのが常套手段。しかし、冷湿布で冷やすにしても、せいぜい48~72時間までが限界。いつまでも冷やしていると逆効果、体が痛い状態が結果的に長引くことになりかねません。体が痛いときの正しい対処法を見ていきます。
体が痛いのは炎症が生じている
体が痛いということは、その部分で炎症が生じているということ。その場合には冷湿布を貼るのはまったく問題ありません。
ただし、冷やすのは48~72時間までが限界。そもそも冷やす目的は炎症を遅らせて、痛みの物質の発生を滞らせることにあります。
いつまでも冷やし続けて、患部がまわりよりも冷えてしまうと逆効果。患部に血液や栄養が行き届かず、逆に痛みが長引くことになるのです。
体が痛いが気持ちいいに変わる
体が痛い状態がお風呂に入って気持ちいい状態に変わってきたら、温めるという処置にスイッチするサイン。72時間以降は、今度は血流をよくすることが大切です。
とくに、血管を拡張して全身の血流を活性化させることができる入浴がオススメです。アルコールで血流をよくする手もあります。
患部の血流をよくするなら、温冷浴もオススメ。冷水による血管の収縮と温水による血管の膨張を交互に行えば、単純な入浴よりも血流アップが期待できます。
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