基礎代謝量はインナーマッスルを強化して増やす
ダイエット成功の秘訣は、1日の総消費エネルギーの70%を占める基礎代謝量にあります。基礎代謝量は、心臓や肺などの内臓を動かしたり体温を維持するなど、人間が生きていくために必要なエネルギー量です。そして基礎代謝量はインナーマッスルを強化することで増やせます。
基礎代謝量は安静でも消費される
たとえば、寒いところで本人の意思にかかわらず体がブルブルと震えるのは、筋肉を動かして熱を作って体温を維持している状態。暑いところなら、発汗して熱を下げたりしています。
このように基礎代謝量はただじっと安静に過ごしていても、消費されていくエネルギー量です。英語では「BMR」と表記され「Basal Metabolic Rate」の略になります。
そしてダイエットの基本は、消費エネルギー量と摂取エネルギー量との差をマイナスにすること。それには、消費エネルギー量を増やすか、摂取エネルギー量を減らすか、もしくはその両方を行います。
とはいえ、摂取エネルギー量を減らすのは至難のワザ。カロリー制限に失敗してリバウンド…という話をよく耳にするでしょう。また、消費エネルギー量を増やそうとしてジョギングや運動を始めても、好きでもないエクササイズが長続きするはずもありません。
基礎代謝量とインナーマッスル
そこで、注目されるの基礎代謝量というわけです。ただじっとしていても消費されるエネルギー量なので、食事量や運動量を変える必要はありません。
基礎代謝量の内訳を見てみると、エネルギー消費でもっとも多いのが筋肉で40%。そのほかは肝臓・腎臓・心臓で40%で、脳が20%です。つまり、基礎代謝量を上げるポイントは筋肉にあります。
筋肉の中でも重要なのは、体温維持に関わるインナーマッスルです。筋肉は大きくアウターマッスルとインナーマッスルに分けられますが、血液循環を促したりしているのがインナーマッスル。インナーマッスルを鍛えることが基礎代謝量のアップにつながるのです。
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