腹横筋が天然のコルセットといわれる理由とは？
腹筋といわれる筋肉は、正確には腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋の4種類です。それぞれの筋肉が腹部を引き締める効果や内臓を正しい位置に戻す役割を持っています。なかでも、注目したいのが体の深部にある腹横筋。天然のコルセットとも呼ばれる腹横筋を詳しく見ていきます。
腹横筋は重要なインナーマッスル
腹横筋はインナーマッスルのひとつで、体のコアを支える重要な筋肉。インナーマッスルは日常生活ではあまり意識されることがなく、通常の腹筋運動や筋トレでは鍛えることが難しいパーツです。
腹横筋は背骨あたりからはじまり、ぐるりとベルトのように肋骨から骨盤にかけてお腹を覆う筋肉。腹横筋が収縮するとお腹がへこむため、天然のコルセットも呼ばれています。
実際、腹横筋を鍛えることでコルセットのようにウエストを細くすることが可能です。年齢とともに筋力低下した腹横筋の影響で、内臓は徐々に下垂気味になります。このため、腹横筋を鍛えて内臓を正しい位置に戻すだけでも、ウエストは細くなるのです。
腹横筋のコルセット効果がアップ
腹横筋の効果はそれだけではありません。体のコアが安定することで、均整のとれた正しい姿勢をキープできるようになるのです。
そして、正しい姿勢は腹横筋にさらなる刺激を与えるため、ますます強化されることになります。こうしてポジティブフィードバックを繰り返せば、腹横筋のコルセット効果がアップしてウエストはますます細くなるのです。
そんな腹横筋の強化には、息を吐きながらお腹をへこませるドローインが効果的。息を吐き切ってもなお、お腹をへこませる引き込み力がポイントです。それが腹横筋を天然のコルセットにする第一歩になります。
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