消費カロリーの6割近くは筋肉が担っている事実
ダイエットにおける筋肉の重要性がだいぶ理解されるようになってきました。それでは、1日消費カロリーのうちどれくらいが筋肉によって使われているのでしょうか? じつは消費カロリーの6割近くが筋肉によるもの。詳しい消費カロリーの計算を見ていきましょう。
消費カロリーの多くを筋肉が担う
人間が1日に消費するカロリーは、安静時代謝と活動代謝、食事誘発性熱産生で成り立っています。安静時代謝とは、じっとしていても消費されるカロリー。活動代謝は運動や日常生活で消費されるカロリーです。
食事誘発性熱産生は、食事をしたときに体内に給された栄養素が分解され、その一部が体熱となって消費されるカロリー。1日の消費カロリーのうち60~70%が安静時代謝、20~30%を活動代謝、残りの10%を食事誘発性熱産生が占めています。
安静時代謝の大きな担い手は筋肉。安静時代謝の消費カロリーの30~40%は筋肉によるものです。これだけでも消費カロリーの多くを筋肉が担っていることが分かります。
全消費カロリーの6割近くが筋肉
しかし、筋肉が担う消費カロリーはそれだけではありません。じつは、活動代謝のほとんどすべての担っているのは筋肉です。というのも、身体活動は筋肉が運動して初めてできるもの。それによって消費されるカロリーのために、ほとんどを筋肉が担っているといっても問題ありません。
ここで筋肉が担う消費カロリーを計算してみましょう。まず安静時代謝の30~40%ですから、1日の消費カロリーの70%のうちの40%と考えます。すなわち、28%ということです。
ここに、1日の消費カロリーに占める活動代謝の30%を加えると、合計58%となります。すなわち、多い人では全消費カロリーの6割近くを筋肉が使っていることになるのでした。
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