心配性な日本人はトレーニング向きの国民だった
日本の国民性ともいえる心配性。日本人に心配性が多いのは遺伝子で決まっていることをご存じですか? とはいえ心配性は悪い面ばかりではありません。心配性だからこそ準備や努力を怠らない、勤勉さが生まれるからです。心配性な日本人はトレーニング向きの国民といえるでしょう。
日本人に心配性の人が多い理由
将来の心配をあまりしないで、楽観的に物事を見たり挑戦したりする精神性の人によく分泌されるセロトニンです。人はセロトニンの量が多ければ心身が安定します。
その量を調整するたんぱく質がセロトニントランスポーターです。一度、脳に分泌されたセロトニンを再吸収してリサイクルするたんぱく質。セロトニントランスポーターがセロトニンの量に大きな影響を与えます。
ところが、日本人はセロトニントランスポーターの機能が低いのです。結果的に、セロトニンの量が少ない民族になります。こうした理由で、心配性の人が多いというわけです。
心配性はトレーニング向きの国民
とはいえ、心配性が多いという日本人の特徴は悪い面ばかりではありません。先々のことを心配に思いやすいので準備をしたり練習をしたり、ここがよくないからと努力をしたり…。日本人は予測能力が高いともいえます。
たとえばサッカーでヨーロッパから指導者が来ると「なぜ日本人は練習が終わったあとに、あんなにトレーニングをするんだ」というくらい、日本人プレーヤーはたくさん練習をするとか。これは不安や心配を解消したくて、練習をしていると考えられます。
心配性の人が多い日本人だからこそ、準備や努力を怠らないというわけ。トレーニング向きの国民といえます。遺伝子に組み込まれている日本人の心配性=勤勉さという特徴は、世界に誇ってもよい資質といえるでしょう。
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