基礎代謝の計算は体重の掛け算で簡単に算出可能
ダイエットに必ずといってもよいほど登場する単語が「基礎代謝」。筋肉をつけて基礎代謝を上げると痩せやすくなるといわれています。はたして、基礎代謝はどんな計算式で求めることができるのでしょうか? そこで基礎代謝の基本概念とその計算式を紹介しましょう。
基礎代謝は日常生活では測れない
基礎代謝とは、横になってボーっとしていても呼吸などで消費されるエネルギーのこと。生命を維持するために必要な最小限のエネルギーになります。成人の基礎代謝量の平均は1日1,200~1,500kcalです。
とはいえ、日常生活の中で基礎代謝を正確に測ることは不可能です。基礎代謝とは人が起きているときの最小限のエネルギー。食事や運動、気温によってもエネルギー量は上乗せされてしまうからです。
このため基礎代謝の測定は12時間ほど絶食した状態で、25度ほどの快適な室温で安静にした覚醒状態で行います。こういった特殊な状況は日常生活にはほとんどありません。これが日常生活で基礎代謝を正確に測れない理由です。
基礎代謝の計算式は体重の掛け算
基礎代謝でもっともエネルギーを必要とするのは、体温の維持や呼吸にも関係する骨格筋の維持です。また、栄養素の代謝や解毒作用に関わる肝臓や血液を循環させる心臓など、内臓の働きが大きく貢献しています。
基礎代謝の計算式は、厚生労働省の示す基礎代謝基準値と体重の掛け算です。基礎代謝基準値は、男性なら18~29歳が「24.0」、30~49歳が「22.3」、50~69歳が「21.5」。女性なら18~29歳が「22.1」、30~49歳が「21.7」、50~69歳が「20.7」となっています。
これに体重をかけたものが基礎代謝量ということ。たとえば体重68.5kgの40歳の男性なら「22.3×68.5=1,528kcal」です。ちなみに基礎代謝基準値とは、体重1kgあたりの基礎代謝量の値になります。
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