大腿二頭筋は股関節とひざ関節をまたぐ二関節筋
大腿二頭筋は、いわゆるハムストリングと呼ばれる筋肉の一部になります。ハムストリングは太もも裏にあって、太もも前面の大腿四頭筋との組み合わせでひざ関節を動かすのが役割です。大腿二頭筋の具体的な役割とそのトレーニングのやり方を見ていきましょう。
大腿二頭筋はハムストリングを構成
ちなみに、大腿二頭筋とともにハムストリングを構成する筋肉は、半腱様筋と半膜様筋。大腿二頭筋が外側ハムストリングで、半膜様筋と半腱様筋は内側ハムストリングと呼ばれます。
ちなみに大腿二頭筋の二頭筋とは、筋頭が2つに分かれている筋肉のこと。大腿二頭筋は骨盤とすねの腓骨との結んでいますが、長いほうの筋頭は骨盤から、短いほうの筋頭は大腿骨から始まっています。
大腿二頭筋は基本的にひざ関節を曲げるのが役割ですが、長いほうの筋頭は股関節を伸ばす役割のほうが高くなっています。短いほうの筋頭は、股関節の動きには作用しません。
大腿二頭筋はスプリントに不可欠
このように大腿二頭筋は、股関節とひざ関節をまたぐ二関節筋。足を後ろに振り上げる股関節を伸ばす動きとひざ関節を曲げる動きを強化することは、スプリントのスピードアップに不可欠です。
そんな大腿二頭筋を鍛えるなら、椅子を使ったヒップリフトがよいでしょう。仰向けになって椅子の座面に両足を乗せて、かかとを支点にして両ひざを曲げながらお尻を浮かすトレーニングです。
スポーツジムで大腿二頭筋を鍛えるならレッグカール。座った体勢で両ひざを曲げるマシントレーニングです。大腿二頭筋に負荷が集中するため、初心者には最適といえます。
■「大腿二頭筋」おすすめ記事
大腿二頭筋ストレッチが腰痛解消に効果的な理由
大腿四頭筋を鍛える正しいスクワットのやり方
筋肉量の減少は抗重力筋の大腿四頭筋から始まる
大腿四頭筋のストレッチでひざの痛みを解消する
■「ストレッチ」おすすめ記事
腸腰筋ストレッチでぽっこりお腹を即効解消!
腸腰筋ストレッチは骨盤が回転したら意味がない
梨状筋ストレッチは両足を「ハ」の字にして座る
■「腰痛」おすすめ記事
腹横筋をドローインで鍛えると腰痛予防になる
梨状筋ストレッチでお尻のコリをとって腰痛解消
反り腰でおこる腰痛は大腰筋ストレッチが効果的