腹直筋は鍛えれば鍛えるほど猫背になってしまう
最近では、スポーツにおける体幹トレーニングの重要性がだいぶ認知されてきました。しかし、体幹トレーニングの中身については誤解が多いのも事実。なかでも代表的な誤解が「体幹トレーニング=腹筋運動」。腹筋運動ばかりしていると、腹直筋が鍛えられてどんどん猫背になってしまいます。
腹筋運動は腹直筋を鍛える筋トレ
「体幹トレーニング=腹筋運動」と誤解している人は意外に多いもの。なかには腹筋運動をすれば体幹が鍛えられると、子どもに腹筋運動ばかりさせる指導者もいるといいます。
しかし、小学生や中学生が腹筋運動ばかりしていると、どんどん猫背になっていくのです。腹筋運動と体幹トレーニングはまったくの別物なのでした。
腹筋運動といっても種類はさまざまですが、仰向けになった姿勢から上半身を起こすシットアップと呼ばれる筋トレが一般的です。このシットアップで鍛えられるのは、腹筋の前面にある腹直筋という筋肉になります。
腹直筋は鍛えるほど猫背になる
腹直筋はシックスパックとも呼ばれ、割れた腹筋と表現される筋肉です。腹直筋はタテに長い筋肉で、肋骨下部と恥骨を結んでいます。
このため、腹筋運動ばかりしていると腹直筋ばかりが発達して、肋骨と恥骨が引っ張られてしまうということ。すなわち、腹直筋は鍛えれば鍛えるほど猫背になってしまうのです。
ただし、けっして腹筋運動をして腹直筋を鍛えても意味がないということではありません。同時に背筋やインナーマッスルも鍛えて、バランスよく鍛えることが大切です。
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