腹横筋のエクササイズ「ブックオープニング」
「ブックオープニング」とは壁を利用した腹横筋のエクササイズです。エクササイズといっても、息を吐きながら本を開くように上半身を回すだけ。これを左右3回ずつ行うだけで腹横筋が鍛えられます。腹横筋のエクササイズのやり方を詳しく見ていきましょう。
腹横筋がくびれのインナーマッスル
いわゆる腹筋運動で鍛えられるのは、おもに腹直筋といわれるアウターマッスル。お腹の前方にタテに走っている、いわゆる腹筋です。腹直筋をいくら鍛えても、ウエストにくびれは作れません。
ウエストのくびれを作るなら、わき腹付近のエクササイズが必要。わき腹の筋肉は3層構造になっていて、外側から外腹斜筋、内腹斜筋、その奥にある腹横筋となっています。内腹斜筋と腹横筋がインナーマッスルです。
このうち一番奥にある腹横筋こそが、ウエストにくびれを作るために重要なインナーマッスル。そこで、腹横筋を鍛える「ブックオープニング」というエクササイズを紹介しましょう。
腹横筋を鍛えるブックオープニング
腹横筋を鍛えるブックオープニングは、壁に沿うように直角の位置に立って行います。ここで、体の側面を壁に付けた状態で「前へならえ」。両腕を肩の高さに上げたら準備完了です。
この体勢から壁側でないほうの腕を中指から外に回していきます。腕が肩甲骨の延長線くらいまで回ったら、今度は視線を指先に向けて上半身をグッと回します。息を吐きながら本を開くように、上半身を開くのです。
体の軸をまっすぐにしたまま開ききったら、今度は息を吸いながら腕を前に戻して終了です。ポイントは指先を常に目線で追いつつ、おへそは前に向けたままでキープすること。1日1回、左右3回ずつ行うだけで、腹横筋が鍛えられます。
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