スポーツ吹き矢は2つのインナーマッスルを強化
スポーツ吹き矢が鍛えるインナーマッスルは骨盤底筋群だけではありません。スポーツ吹き矢は横隔膜も鍛えてくれます。横隔膜は肺の下にある呼吸を行うために重要なインナーマッスル。しっかり息を吸い込んで一気に吐くことで、横隔膜の動きに緩急がついて鍛えられるのです。
スポーツ吹き矢でインナーマッスル
実際に、スポーツ吹き矢の吹く動作でインナーマッスルである横隔膜がどのように動くか見ていきましょう。まず両手を上げて鼻から息を大きく吸うと、横隔膜が下がっていきます。
続いて腕を下げながら息を吐くと、横隔膜もゆっくり上昇。そして、的を狙って息を吸い込むと横隔膜が再び下がり、吹いた瞬間、一気に上がります。
じつは人の呼吸は横隔膜の動きによって行われているもの。横隔膜が動くと胸の中の圧力が変化して、肺が膨らんだり縮んだりします。この動きで呼吸ができるわけです。
スポーツ吹き矢は横隔膜が鍛える
スポーツ吹き矢は、このように横隔膜の運動が何回も行われます。こうして横隔膜が鍛えられ、呼吸機能が向上するわけです。呼吸機能の向上は、誤嚥性肺炎の予防にも役立ちます。誤嚥とは誤って、気管の中に異物が入り込んでしまうこと。健康なら咳込んで、異物を外に出すことができます。
しかし、加齢などにより呼吸機能が低下していると外に出すことができず、異物に含まれる細菌が肺で繁殖。炎症を引き起こしてしまいます。これが誤嚥性肺炎です。
現在、肺炎は日本人の死亡原因の第3位になっています。そして、肺炎での死亡者の95%は65歳以上の高齢者。スポーツ吹き矢で呼吸機能を鍛えれば、吐き出す力が強くなって誤嚥性肺炎を予防できるのです。
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