BMIの標準値のウソ!死亡率では25~27が一番低い
BMIの計算方法は、体重を身長の2乗で割るというもの。体重は「kg」、身長は「m」を単位にして計算するのがポイントになります。そして、このBMIの標準は一般的に「22」です。しかし、死亡リスクがもっとも低いBMIは「25~27」。BMIの標準値は疑ってかかるのが正解です。
BMIの標準は有病率がもっとも低い
BMIが標準値だからといって、死亡リスクがもっとも低いわけではありません。日本人のBMI別の死亡リスクを見てみると、男性の場合はBMIが「25~27」というのがもっとも低いのです。
ちなみにBMIが「26」というのは、身長が160cmなら66.6kg、170cmなら75.1kg、180cmなら84.2kgになります。印象としては痩せ型というよりは、ちょっとポッチャリ目の体重です。
BMIの標準といわれる「22」は、高血圧や脂質異常などの有病率がもっとも低い値になります。有病率と死亡リスクの関係性はまったく別物。その後に発生する病気や死亡リスクを10~20年の長期スパンで見たものです。
BMIの標準値は鵜呑みにはできない
ちなみに標準といわれる「22」というBMIは、身長が160cmなら56.3kg、170cmなら63.6kg、180cmなら71.3kgということ。結構、細めの体型です。死亡リスクがもっとも低い体型と比べると10kg以上も軽いことになります。
このように、健康診断などで提示されるBMIの標準値は鵜呑みにはできないということ。とくに筋肉が少ない人ほど健康リスクが高まるというデータも出ています。痩せ型で筋肉が少ない人は最悪かもしれません。
とはいえ、筋肉が少ない人ほど健康リスクが高まるということは、BMIが「25~27」になるように単純に太っていてもNGということ。まずはBMIの標準値は疑ってかかって、しっかり筋肉をつけた細マッチョを目指すのが正解でしょう。
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