腹横筋トレーニングで瞬発力も持久力もアップ
腹横筋トレーニングは持久力アップにも瞬発力アップにも効果的です。そもそも腹横筋は、人間が何らかの動作をしようとしたときに最初に動く筋肉。あらゆる動きの基点となります。腹横筋がトレーニングされているかいないかで、瞬発力も持久力も大きく変わってくるのです。
腹横筋トレーニングが現代人に有効
人間の胴体の骨格を見てみましょう。上部は肋骨で囲まれていて、下部は骨盤で支えられた構造です。しかし、腹部にある骨格は背骨だけ。骨格だけを見ると、腹部はかなり不安定な場所であることがわかります。
この骨格の空白地帯をがっちり固めるのが腹横筋と呼ばれるインナーマッスルです。肋骨から骨盤までの幅で、背骨付近から始まって腹部をぐるりと囲んでいます。コルセットのような形状をしている筋肉です。
腹横筋は本来、腹部をガッチリ固めていなければなりません。しかし、あまり体を動かさない現代人は腹横筋が弱り気味。だからこそ、腹横筋トレーニングがとても有効なのです。
腹横筋トレーニングの瞬発力と持久力
腹横筋が弱体化した状態では腹部はガッチリ固められず、内臓がたぷたぷと動いてしまうような状態。いわば水が入ったバケツをお腹に組み込んでいるような状態といえるでしょう。
そんなバケツを抱えてダッシュしても、俊敏な動きができるはずがありません。また、そんなバケツを抱えたまま長距離を走ったら、水が移動する反動で余計なパワーを使ってしまい、すぐにばてるのは目に見えています。
だからこそ、腹横筋トレーニングで瞬発力も持久力もアップするのです。実際に腹横筋トレーニングをサッカーの練習に取り入れたところ、競り合いでの俊敏さがアップしただけでなく、走るスタミナもアップしました。
■「腹横筋」おすすめ記事
腹筋のインナーマッスルは「腹横筋と腹斜筋」
腹横筋はお腹を引き締めるインナーマッスル
腹横筋をドローインで鍛えると腰痛予防になる
腹横筋を筋トレするならヒップリフトが効果的
腹横筋はコルセットのようなインナーマッスル
■「トレーニング」おすすめ記事
LSDトレーニングで持久力がアップする理由
自宅の筋トレメニューなら「自重トレーニング」
アイソメトリックトレーニングで腹筋を割る方法
岡崎慎司が実践!瞬発力を養う地味トレーニング
体幹を鍛える入江陵介おすすめのトレーニング