激しい運動をしても幼児は筋肉痛にはならない
激しいスポーツや久しぶりの運動をすると、時間をおいてやってくるのが筋肉痛。ときには数日間、ひどい痛みに苦しむこともあります。年をとると筋肉痛が1日遅れで来る…というのはよく知られた話ですが、逆に幼児くらい若いと筋肉痛にならないことをご存じですか?
幼児は激しい運動でも筋肉痛知らず
幼稚園や小学校の低学年だったとき、筋肉痛になった記憶がないでしょう。じつは幼児は小学生の低学年ぐらいまでは、激しい運動をしても筋肉痛にならないのです。
筋肉痛は運動などで筋肉の伸び縮みすることで、周囲の結合組織が損傷することが原因。損傷部分の修復や死んだ細胞の除去のために免疫細胞が集まってきて炎症がおきるのです。
このため、たとえ激しい運動をしても筋肉の伸び縮みの度合いが小さければ、筋肉痛はおきないということ。じつは、幼児は筋肉の収縮が小さいために筋肉痛がおきないのです。
激しい運動でも筋肉痛にならない理由
とはいえ、幼児も大人も腕や脚の可動範囲は大差はありません。むしろ、幼児のほうが可動範囲が広い場合もあるでしょう。
それではどこに違いがあるかというと、筋肉と骨をつなぎ止める腱や靭帯に違いがあります。腱や靭帯が大人よりも伸縮性に富んでいるのです。
つまり幼児は筋肉が伸びたとしても、腱や靭帯に伸縮性があるため、筋肉自体の伸びが小さくなっているのです。幼児が激しい運動をしても筋肉痛にならない理由は、腱や靭帯の伸縮性にあったのです。
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