食べても太らない人は皮下脂肪の許容量が小さい
どんなに食べても太らない人というのは必ずいるもの。それは皮下脂肪に溜めることができる量が少ない人です。ただし、皮下脂肪に貯める量が少ない人は、異所性脂肪に要注意。本来は溜まってはいけない場所に付く異所性細胞はさまざまな病気を引き起こすからです。詳しく見ていきましょう。
食べても太らない人という過信は危険
脂肪が体に溜まっていくメカニズムを詳しく見ていきましょう。ピンポン玉を脂肪、皮下脂肪を溜める器が茶碗や丼と考えます。じつは皮下脂肪を溜められる量は、人によってさまざまです。
茶碗と丼にピンポン球を同時に入れると、もちろん茶碗のほうが先に入りきらなくなってあふれ出します。ここで器からこぼれた脂肪が、最終的に異所性脂肪となってしまうものです。
つまり、皮下脂肪を溜める器は人によって違っていて、丼の人よりも茶碗の人のほうが太らないのにもかかわらず、異所性脂肪が早く溜まってしまう可能性があるということ。自分が食べても太らない人と過信するのは危険です。
食べても太らない人に多い異所性脂肪
脂肪の溜まり方には順番があります。最初に皮下脂肪、次に内臓脂肪、そして最後に異所性脂肪が溜まるもの。ただし、皮下脂肪が溜まる量というのは非常に個人差が大きいものです。
この異所性脂肪には恐ろしい特徴があります。それは太っているから異所性脂肪が多いというわけでもありません。むしろ痩せていて、食べても太らない人に異所性脂肪が多い場合があるのです。
異所性脂肪は見た目が肥満体型でなくても、また体重が以前と変わらなくても溜まっているかもしれません。異所性脂肪は付いた臓器の働きを低下させ、さまざまな病気の原因となってしまうのです。
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