高タンパク質な食材で筋肉量を増やして痩せる
ダイエット中は肉類や魚介類など高タンパク質な食材を敬遠しがち。肉類や魚介類を控えた粗食のほうが、健康的で痩せやすいというイメージがあるからでしょう。しかし、実際はまったくの逆。高タンパク質な食材で筋肉量を増やすことが、痩せるための唯一で近道なのです。
高タンパク質な食材が痩せるポイント
肉類や魚介類、卵や大豆食品といった高タンパク質な食材をしっかり摂ることが、体脂肪を減らして痩せるための大切なポイントです。それらの食材は貴重なタンパク源となるからです。
筋肉や皮膚といった体のパーツを作るのはタンパク質。タンパク質は20種類のアミノ酸から構成されていて、そのうちの9種類は体内で合成できない必須アミノ酸です。
必須アミノ酸が1つでも足りないとタンパク質は合成されないので、必須アミノ酸を含む良質なタンパク質は毎日摂る必要があります。その代表格が肉類や魚介類、卵や大豆食品といった高タンパク質な食材です。
高タンパク質な食材で筋肉量を増やす
体内のタンパク質は分解と合成を繰り返しています。ふだんは分解量と合成量がつり合っていますが、タンパク源をカットすると必須アミノ酸が不足。分解量が合成量を上回って体が痩せ始めます。
しかし、タンパク質不足で最初に減るのは筋肉です。ボディラインを保つ筋肉が減ると体型が崩れるだけでなく、代謝が低下するため太りやすい体質になります。
これでダイエットできたと食事量を元に戻した日には、リバンドしてしまうのは火を見るより明らか。高タンパク質な食材で筋肉量を増やすことが、痩せるための唯一の近道なのです。
■「筋肉量」おすすめ記事
筋肉量の減少は抗重力筋の大腿四頭筋から始まる
筋肉量を測定するステッピングテストのやり方
筋肉量が少ないと風邪が治りづらくなって重症化
■「筋肉」おすすめ記事
筋肉をつける食事の基本はタンパク質とビタミンB6
筋肉をつける食事「マグロ赤身」でBCAA補給
筋肉をつけるなら最大10回で速筋を鍛えるべし
筋肉をつけると免疫力がアップする理由とは
「ヒートショックプロテイン入浴」で筋肉痛を防ぐ
筋肉痛は超回復のチャンス!でも過労には注意
超回復の嘘!筋肉痛がなくても筋肥大は望める