水泳のダイエット効果は思ったほど高くない理由
よく水泳は全身運動といわれます。このため、ダイエットのために水泳を始める人も多いでしょう。しかし、水泳のダイエット効果は思ったほど高くありません。というのも、体脂肪が燃えるように泳ぐにはかなり高度なスイミングスキルが必要になるからです。詳しく見ていきましょう。
水泳でダイエット効果を出すには
運動をすると人はエネルギーを消費します。そのエネルギー源は大きく分けて2つ。グリコーゲンと体脂肪です。
高い心拍数で運動したときは、筋肉内に蓄えられているグリコーゲンが分解されてエネルギーとして使われます。一方で、体脂肪をエネルギー源として使うのがいわゆる有酸素運動です。
有酸素運動というのは、ある一定の心拍数以下で運動しなければなりません。ある一定の心拍数というのが、エネルギー源がグリコーゲンから体脂肪に変わる心拍数です。
つまり、ただ単に水泳で全身運動をしただけでは体脂肪は落ちないといこと。水泳でダイエット効果を出すには、ある一定の心拍数以下で泳ぐ必要があるということです。
水泳はダイエット効果が期待できない
しかし、ウォーキングやランニングと比べて、水泳で心拍数の上限を一定に保つのはとても難しいもの。ほとんどの人が長い距離を泳ぎ続けることをせず、25mや50m単位で休みを入れているはずです。
これは水泳をすると、つい息が上がるようなハイペースで泳いでしまうため。じつはスローペースで息が上がらないペースを保って泳ぐことは、かなりのトレーニングを必要とするのです。
水泳でダイエット効果を出すにはキックをなるべく使わないなど、さまざまなテクニックが必要。そのスキルがない人がいくら水泳をやったとしても、ダイエット効果はあまり期待できないのでした。
■「水泳」おすすめ記事
ぽっこりお腹の解消にクロールが一番効く理由
体幹トレーニングにはクロールが効果的だった
骨密度がもっとも低い部活が水泳部になる理由
水中ウォーキングのほうが水泳よりも痩せられる
反り腰を治す腹筋運動でカナヅチから脱出できる
水泳の筋トレには肩のインナーマッスルが効果的
■「ダイエット」おすすめ記事
筋トレダイエットに効くちょいアレンジスクワット
ドローインダイエットは1日2分で食事制限ナシ
筋トレ効果を狙うなら糖質制限ダイエットはNG
ワインオープナーダイエットで痩せる理由とは?