水太りの誤解!水を飲むだけで太ることはない
水を飲むだけで太るといって、ふだんから水分を控えている人がいます。こうした水太りは誤解に基づくものです。しかも、体内の水分量が1割減るだけでも血液はドロドロの状態になってしまいます。水太りするからといっても最低でも1日0.8~1.3リットルの水を飲む必要があるのです。
水太りというよりむくんでいる
たしかに、腎機能が衰えた場合に、水分代謝が十分にできなくなって尿として排出されず、体内に水分が貯留することがあります。しかし、これは水太りというよりは、むくんでいる状態です。
水太りでいう太るとは、体脂肪が増えることを意味するもの。太るとむくみを混同してはいけません。
体内の水分量は通常、体重の50~70%を占めています。しかも、わずか5%でも不足すると血液の濃度が高まってドロドロの血液になり、血液のめぐりが悪くなるのです。
水太りで水分を避けるのは危険
このため、水太りを気にして水分を避けるのは危険。血液のめぐりが悪くなると代謝が悪化して、ひどい場合は血栓などが生じる危険があるのです。
水分は毎日しっかり補給する必要があります。一般的に1日に必要な水分量は2~2.5リットル。このうち食事から摂取する水分量が1リットルで、体内の代謝水が0.2リットルほどです。
つまり、飲料水としては最低でも0.8~1.3リットルは必要ということ。水太りするからといっても最低限、この水分量を摂取するようにしましょう。
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