食べてないのに太るはウソ!原理的にありえない
食べてないのに太る…という発言を聞いたことがあるはず。ただし、それは原理的にはありえません。人が太るメカニズムは、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回る意外にありえないからです。食べてないのに太るがウソである理由を詳しく見ていきましょう。
人が太るメカニズムとは
私たちの体は、生命を維持するだけでもエネルギーを必要とします。これが、いわゆる基礎代謝。さらに、日々のさまざまな活動をするために必要なエネルギーは生活活動代謝と呼ぶのです。
生活活動代謝のうち約半分は基礎代謝に使われます。また、食事をして食べ物を消化・吸収するときに使われるエネルギーが食事誘発性代謝です。これらを合わせて、消費エネルギーと呼びます。
人が太るメカニズムはこの消費エネルギーよりも、食べたり飲んだりして体に取り込む摂取エネルギーが上回り、その状態が続くからです。上回った余剰分のエネルギーは体脂肪として体に蓄えられていきます。
食べてないのに太るはない
人が太る原因は、摂取エネルギーがオーバーしているか、消費エネルギーがマイナスしているか、もしくはその両方が同時におこったかの3択。運動をしていないのであれば、太るのは食べる量が多すぎるということです。
このため、食べてないのに太るはウソ。原理的にはありえません。食べなければ摂取エネルギーはかぎりなくゼロに近いはず。生命を維持するだけでも消費エネルギーは発生しますから、体重は必ず減ります。
食事の量を記録してみるとわかりますが、1食の量が多かったり間食を何度も摂っているなどの事実が必ずあるでしょう。本人が意識しないところで意外に食べているはずです。
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