炭水化物が太るというのはじつは嘘だった!?
しっかりと炭水化物を食べて、バランスのよい食事をすればけっして太るわけではありません。毎食のエネルギーの60%程度を炭水化物で摂っても、太ることはないのです。その理由は炭水化物が発熱しやすいため。炭水化物は燃えやすくて体に残らないため、太るというわけではなかったのです。
炭水化物で太るかどうかの実験
炭水化物で太るかどうかの実験があります。同じカロリーで炭水化物が多い食事と少ない食事で、どちらがたくさんカロリーが燃えるかという実験です。
食生活を共にする双子が実験対象。高炭水化物の1人にはご飯大盛りにジャガイモ入りスープ、カロリーを同じにするため脂肪分少なめのチキンハンバーグ。低炭水化物のもう1人には、ご飯は少量にしてジャガイモの代わりにウインナー入りのスープ、さらに脂肪分多めの合いびき肉のハンバーグです。
2人にはそれぞれごく普通に完食してもらい、食後30分の体温をサーモグラフィで比較してみます。食後すぐ、2人の体温はほぼ同じ。これがカロリーを消費していると体の熱は上がるはずです。
炭水化物は太るわけではない
すると、高炭水化物の人は食後15分あたりから体温が上昇しています。じっとしているのにもかかわらず体温が上昇しているのは、カロリーが消費されている証拠です。明らかに低炭水化物より高炭水化物のほうが体温が上がっています。
そもそも炭水化物は発熱しやすいもの。ごはんを食べたあとに体がぽかぽかするのは、食べたものを分解したり輸送したりエネルギーに変えたりするだけでもエネルギーは消費します。炭水化物は燃えやすくて体にあまり残らないため、太るわけではなかったのです。
和食のメニューでいえば、ごはん1杯に対して味噌汁と焼き魚の切り身1切れ、それに付け合せのサラダくらいのバランスになります。洋食のメニューなら、食パン3枚に対してハンバーグと付け合せ、カップスープ、サラダというバランスです。
■「炭水化物」おすすめ記事
炭水化物抜きダイエットはインスリン分泌がカギ
低炭水化物ダイエットで落ちる体重はほぼ水分
■「太る」おすすめ記事
フルーツダイエットで太るのは「果糖」が原因
GI値で判明!ラーメンよりうどんのほうが太る
呼吸が浅いと太る!?インナーマッスルが鍵を握る
水太りの誤解!水を飲むだけで太ることはない
食べてないのに太るはウソ!原理的にありえない
■「嘘」おすすめ記事
超回復が嘘なのは前提が間違っているから
超回復の嘘!筋肉痛がなくても筋肥大は望める
有酸素運動は20分以上行わないと効果ナシは嘘!