痩せない原因は早くから喫煙を始めた父親のせい
痩せない原因は早くから喫煙を始めた父親のせいかもしれません。思春期前にタバコを吸い始めた父親を持つ息子は、肥満になりやすい傾向にあることが判明したのです。ただし一方で、同じく早くから喫煙を始めた父親でも、娘の体重には大きな影響は見られませんでした。
痩せない原因は父親かもしれない
これはイギリスのブリストル大学の調査によるもの。1990年代前半に子どもが生まれたイギリスの親子を対象にした追跡調査です。研究チームは、喫煙者の父親を持つ男性5,157人と女性4,516人について、父親がタバコを吸い始めた年齢ごとに、子どもの肥満指数などを比較しました。
その結果、父親が11歳より若いときに喫煙を始めたグループでは息子のBMIが13~17歳にかけて肥満傾向が裏付けられたのです。体脂肪にして5~10kgも多かったことになります。痩せない原因は父親のせいかもしれないのです。
娘の場合も、父親の喫煙開始が早いほどBMIが増える傾向があることも判明。しかし、男性ほど明確な差は確認できませんでした。
痩せない原因は母親かもしれない
別の調査では、妊娠中の母親の食べ物や置かれた環境が胎児の遺伝子スイッチを押していることがわかっています。妊娠6か月以内に母親の栄養状態が悪いと、生まれてくる子どもは肥満になることが判明したのです。
さらに別の調査では、肥満だった母親から生まれた人はより肥満や生活習慣病のリスクが高くなることが示されています。こちらの調査では、痩せない原因は母親にあるかもしれないわけです。
今回の調査結果は、思春期前からの喫煙が父親の遺伝子になんらかの影響を与えていると考えるのが妥当。タバコは自身や周囲のみならず、子孫にまで害を及ぼす可能性が示唆されたのです。
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