インターバル速歩なら歩くだけで超回復がおこる
体内の乳酸が増えるような運動をすると、筋肉はダメージを受けるもの。すると、運動後にアミノ酸がダメージを受けた部位に取り込まれて、運動前より余計に筋肉を修復します。いわゆる超回復のメカニズム。そして、インターバル速歩なら歩くだけで超回復がおこるのです。
インターバル速歩のポイント
インターバル速歩とは、ややきつめの速歩3分を1週間で合計60分行うというもの。3分速歩きしたら、いったん普通の速度で歩きます。しばらくして、自分の好きなタイミングでまた3分速歩きするのです。
インターバル速歩は、この3分の速歩きを1週間かけて合計60分行います。1日5本の速歩きを週に4日行うのもよし、1日にまとめて20本の速歩を行ってもOKです。毎日続けなくてもよいのがインターバル速歩の魅力でもあります。
これに加えて、速歩のあと30分以内に牛乳200ccを摂取するのがインターバル速歩のポイント。ダメージを受けた筋肉がたくさんのアミノ酸を取り込もうとするときに、良質なアミノ酸を提供することで超回復を促します。
インターバル速歩の運動強度
インターバル速歩の運動強度は、最大酸素摂取量の約70%ほど。健康のために行う運動の、安全上限値ともいわれるレベルです。ちなみに普通に歩いている場合は、最大酸素摂取量の約40%に相当します。
乳酸はグリコーゲンをエネルギー源とする高強度運動時に生じる副産物。血中の乳酸濃度が増え始めるのが、最大酸素摂取量の約50%の運動強度です。インターバル速歩はほどよく血中乳酸濃度を高めます。
そして、乳酸が出るような強度の高い運動ではじめて、筋肉はダメージを受けるもの。これがインターバル速歩で超回復がおこるメカニズムになります。すなわち、インターバル速歩なら歩くだけで超回復が起こるのです。
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