痩せる食事は昭和50年の「スーパー和食」だった
日本人の過去45年間の食事と平均体重の関係を分析した結果、もっとも痩せる食事だったのが昭和50年。この痩せる食事は「スーパー和食」と名付けられました。実際、マウスにこの痩せる食事を8か月食べさせたところ、もっとも効果的にダイエットできたのでした。
痩せる食事は無理なく続けられる
健康的に痩せられる昭和50年のスーパー和食というダイエット法があります。そんな痩せる食事を見つけ出したのは、宮城県仙台市にある東北大学大学院の農学研究科準教授の都築毅農学博士です。
都築さんは生活習慣病を予防し改善する食品や、日本食と健康との関係などを研究しています。そんな都築さんは、昭和50年ごろの一般的な家庭で食べられていた食事のことをスーパー和食と命名。無理なく長く続けられる、まさに痩せる食事なのです。
都築さんの研究チームは、昭和35年から平成17年まで日本人の45年間の食事を調査。厚生労働省の資料を元に、その年の平均的な家庭料理のメニューと日本人の平均体重の関係を分析しました。
痩せる食事をとっていた昭和50年
その結果、もっとも痩せる食事をとっていたのが昭和50年だったのです。昭和45年の大阪万博以降、日本では次々とファストフード店がオープンするなど、人々が欧米食に触れる機会が増えました。
その後、昭和50年ごろには日本人にとって食のバリエーションは広まり、食卓にも影響を与えていたといいます。このときの食事こそ、食べるだけでダイエットにつながるスーパー和食というわけです。
実際、さまざまな年代の食事をグループ分けしたマウスに8か月間、与え続ける実験を行いました。その結果、昭和50年の食事がもっとも痩せる食事だったのです。
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