1971年に世界初のカップ麺として誕生した伝説的な商品です。1食あたりの塩分量は約5.1gで、当時としては画期的な減塩設計でした。現代の健康志向に合わせ、スープの量を調整することで、さらなる減塩も可能です。

開発者の安藤百福氏は、アメリカでの即席麺の販売促進中、スーパーマーケットのマネージャーが紙コップで食べる様子からヒントを得て開発を始めました。特にカップ容器の開発には多くの試行錯誤が必要でした。熱湯を入れても変形せず、断熱性も保つ特殊な容器の開発は、当時の技術力の集大成といえます。また、具材を天井に固定する「天井固定法」も画期的な発明でした。