運動後の食事に甘いものを食べても意味がない
運動後の食事には甘いものを食べたほうがよいといわれます。たしかに、運動後は甘いものが食べたくなるもの。はたして、運動後の食事では思う存分、甘いものを食べてもよいものなのでしょうか?
運動後の食事で体の疲労は回復する
運動後の食事で体の疲労はある程度は回復することはできます。これは体の疲労は、炭水化物でも脂肪でもタンパク質でも、回復することができるため。ただし、脳の栄養は基本的にはブドウ糖だけです。
このため、運動後に脳のブドウ糖が枯渇して脳が疲れた場合には、甘いものを食べる食事は劇的に効きます。しかし、慢性の働きすぎや脳の痛めすぎなどの場合には、あまり効果はありません。
また、集中したりして体が疲労しているときは、脳の中の伝達物質の1つであるセロトニンが足りなくなります。セロトニンが足りなくなると、人間は甘いものが食べたくなる習性があるのです。
運動後の食事で栄養をしっかり補給
そして、運動後の食事に甘いものを食べると一瞬、セロトニンが増えてきてリラックスした気分になります。ただし、増えるのは一瞬でまたすぐに枯渇。再び甘いものが食べたくなってしまうのです。
セロトニンが足りなくなって食べる甘いものは一時しのぎであって長続きしません。長続きするためには、本当の伝達物質の減量をキチッと体に入れていかないとダメなのです。
脳の機能を維持するには、甘いものだけでなく運動後の食事で栄養をしっかり補給しなければなりません。セロトニンを作るためには、肉や魚、大豆などでタンパク質やビタミンB群をしっかり摂ることが大切です。
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