夜間頻尿の原因は「足のむくみ」かもしれない
夜に1回でも目が覚めてトイレに行く人は夜間頻尿です。夜間頻尿のおもな原因は水分の摂りすぎ。お茶やコーヒー、お酒などを夜に飲み過ぎるケースです。ただし、水分の摂りすぎ以外にも注意したい、夜間賓用の原因があります。それが「足のむくみ」なのです。そのメカニズムを見ていきます。
夜間頻尿の原因は足のむくみ
誰しも普通に生活していると、重力の影響で足に血液が溜まりやすくなるもの。それに加え、加齢とともに心臓から血液を押し出す力が弱くなったり、ふくらはぎの筋肉が衰えて足から心臓へ血液を戻す力が低下したりするものです。
すると、足に溜まった血液が水分が染み出してしまいます。この血液から染み出した水分こそが足のむくみの正体。足がむくんでしまうのは、水分を溜め込んでいるからです。
ここで布団で横になると、溜まった水と心臓の高さは同じ。重力の法則がなくなって心臓に水分が戻ります。このとき心臓は血液に水分の量が多いことを感知。尿を作る指令を出します。こうして足のむくみが原因で夜間頻尿になるわけです。
夜間頻尿の予防はむくみ改善
このため、夜間頻尿を予防するには足のむくみを改善することが大切になります。そこで、夜間頻尿の予防効果が期待できる、手軽にできる足のむくみの改善方法を紹介しましょう。
1つは、足首からひざへのマッサージです。手でさするように、足首から上へ向けてマッサージするだけで、むくみを解消する効果があります。もう1つ、夕方のウォーキングも効果的。ふくらはぎが動くような運動をするのです。
ふくらはぎの筋肉が動くと、ふくらはぎにある血管が拡張と収縮を繰り返します。これがポンプ機能となって心臓に血液が戻るわけです。夕方にこれをすると、何時間後かにはおしっことなって排泄。夜間頻尿を予防できるのです。
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