水分補給は運動中も運動後も「ぬるめ」が理想的
水分補給は運動中も運動後も「ぬるめ」が理想的です。というのも、運動中は血液の多くが筋肉部分に集中しているため、胃や腸などの内臓には必要最低限の血液しかありません。ここで冷たいドリンクで水分補給すると、胃に過剰な負担をかけることになります。加えて水分補給はチビチビ飲むのが正解です。
運動中の水分補給は生温かいくらい
運動中、血液は筋肉部分に集中して流れています。瞬発力のある速筋から生まれる乳酸を処理するためだったり、持久力のある遅筋のエネルギー源となる酸素を大量に運ぶためだったり…。
このとき、胃や腸や肝臓などの内臓には、細胞が生きていく上での最低限の血液しか流れていません。このため、水分補給では吸収のよいスポーツドリンクであっても、冷たいものでは胃に負担がかかってしまいます。
このため、運動中の水分補給は生温かいくらいのスポーツドリンクや水を飲んだほうがよいというわけ。13~14度くらいの「ぬるめ」が理想的です。それも水分補給は一気ではなく、チビチビと飲むようにします。
水分補給は運動後もぬるめが理想的
これは運動後の水分補給や栄養補給も同様です。栄養補給は早ければ早いほどよいといっても、運動後の胃は食べ物を受け入れる体制が整っていません。運動が終わってすぐに食べ物を口にすると、胃に負担がかかってしまいます。
実際、運動後にすぐに食べ物を口にして胃がキュッと痛くなった経験があるはず。消化できない状態の胃に食べ物が入ると、胃は急に収縮してしまいます。下痢などとは違う、胃壁がギュッと縮まる痛さです。
水分補給は運動後も「ぬるめ」が理想的ということ。栄養補給に食べ物を口にするなら、ジョギングなどでクールダウンして全身に血液を戻す作業をしてからがよいでしょう。もちろん、冷たいものを避けるのはいうまでもありません。
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