「良薬は口に苦し」はポリフェノールの持つ苦味
ポリフェノールはそもそも、植物が外敵から自分の身を守るための成分。ポリフェノールは渋味や苦味の元となっているためには、虫から食べられないようにするためです。このポリフェノールを人間がうまく摂り入れると健康効果を得られるというわけ。漢方薬の苦みもポリフェノールの苦味なのです。
ポリフェノールは苦みや渋みの成分
ポリフェノールは植物が持っている苦味や渋味、色の成分。鮮やかな色をした野菜や果物は、その色がポリフェノールです。じつは一口にポリフェノールといっても、さまざまな種類があります。
実際、ポリフェノールは5千~8千種類ほどあるといわれているもの。大豆に含まれているポリフェノールがイソフラボンで、緑茶に含まれているポリフェノールがカテキンです。そのほかにも、柿の渋味の元となるタンニンや、コーヒーの苦味の元となるクロロゲン酸などがあります。
そして、このポリフェノールは人間の老化の原因の1つである酸化を防ぐもの。いうなれば、体を錆びていく現象を防いでくれます。
良薬は口に苦しはポリフェノール
そもそもポリフェノールは、植物が自分の体を守るための物質。渋味や苦味の元であるポリフェノールは、もともと植物が虫などに食べられないようにするための成分です。
そして、この植物が身を守る成分をのなかでもとくに濃いものを、人間は昔から薬に利用してきました。漢方薬などはその典型。「良薬は口に苦し」の苦味は、ポリフェノールなのです。
ポリフェノールは植物にとっては自分の体をガードするもの。人間がそれをうまく取り入れると、動脈硬化を予防したり、お肌をきれいにしたりというプラス効果が出るわけです。
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