股関節を柔らかくする方法なら相撲の「腰割り」
股関節を柔らかくする方法なら、相撲の腰割りが簡単です。腰割りを行うことで、股関節のまわりにある腸腰筋や大腿四頭筋、大殿筋、内転筋などの筋肉が柔軟になります。すなわち股関節を柔らかくする方法は、ふだんあまり動かさない股関節まわりの筋肉を目覚めさせ、スムーズに動かせるようにするのです。
股関節を柔らかくする方法と瞬発力
腰割りは、人間のもっとも基本的な動作である「立つ・座る・しゃがむ・歩く・走る」などの動作に直接関わってくる股関節をしなやかにしてくれます。すると、運動能力が劇的に向上することがあるのです。
股関節を柔らかくする方法で運動能力が向上する理由は、股関節まわりの筋肉を動かすと、脳から指令を受ける回路がつながるため。動こうと意識すると瞬時に指令が筋肉に伝達されるようになり、瞬発力などが向上するのです。
腰割りは両足を肩幅より少し広くして立って、つま先を外側に45度の角度で開きます。上体は腹筋と背筋に力を入れてまっすぐにしたら、両手を体に沿わせて下ろすか、腕組みしたら準備完了です。
股関節を柔らかくする方法で収縮
この体勢からひざをゆっくり曲げて、腰を落としていきます。このとき、ひざはつま先と同じ方向を向くようにしてください。ひざを90度まで曲げたら、ゆっくり元の体勢に戻ります。これを10回繰り返すのです。
股関節を柔らかくする方法は、腰の上げ下げによって股関節のまわりの筋肉がまんべんなく収縮・伸張させます。腰を落とすとき、大腿四頭筋は上体が急激に落ちないようにバランスをとりながら収縮。一方で内転筋はストレッチされていきます。
腸腰筋は骨盤の角度を維持するために収縮、大殿筋は姿勢が前のめりにならないように収縮。このほか、お尻の奥にある梨状筋も、股関節を開く動きによって収縮しています。この刺激が股関節を柔らかくするわけです。
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