筋肉をつけることが体脂肪を減らす一番の近道
年齢を重ねるごとに体脂肪を減らすのは難しくなるもの。その理由は基礎代謝にあります。1日の消費エネルギーのうち、じつに60%を占めているのが基礎代謝です。この基礎代謝は年々減っていくことで消費エネルギーも減少。摂取エネルギーを使い切れず、体脂肪を減らすことができないのです。
体脂肪を減らすのは年々難しくなる
年齢を重ねるごとに体脂肪を減らすのが難しくなることには、医学的な理由があります。基礎代謝は、人間が生命維持のために最低限必要な活動で消費されるエネルギーのこと。ただじっとしているだけで消費するエネルギーです。
この基礎代謝、1日の消費エネルギーのなんと60%を占めています。ダイエットでよく基礎代謝が注目されるのはこれが理由。基礎代謝を上げることが1日の消費エネルギーアップに直結します。
基礎代謝は14~17歳がピーク。それ以降は、加齢とともに減少していくのです。だからこそ人間は年々、1日の消費エネルギーが減少。年齢を重ねるごとに体脂肪を減らすのが難しくなっていくのでした。
筋肉をつけることで体脂肪を減らす
とはいえ、基礎代謝は簡単に上げることが可能です。それに応じて、1日の消費エネルギーも増やすことができます。
基礎代謝によるエネルギー消費する部位ベスト3は、1位が肝臓で30%弱、2位が脳で20%弱、3位が筋肉で20%弱です。このうち、自分でコントロールできるのは筋肉。つまり、筋肉をつけることで基礎代謝を上げることができるのです。
そして、筋肉をつけるなら腕立て伏せで上腕二頭筋などを鍛えるよりも、スクワットで大腿二頭筋をターゲットにするのが効果的。大きな筋肉を鍛えたほうが筋肉量が増えるので、基礎代謝がよりアップします。こうして1日の消費エネルギーが増えて、自然と体脂肪を減らすことができるのです。
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