臭い玉の取り方はのどの奥の「うがい」が効果的
のどにできる白い粒「臭い玉」は、ふと口からポロっと出てくるもの。潰すと悪臭を放ちます。じつは、この臭い玉ができるということは、免疫力に異常があるということ。早期に臭い玉が出ないよう対策する必要があります。また、臭い玉の取り方はのどの奥の「うがい」が効果的なのでした。
臭い玉自体にはとくに害はない
臭い玉は、のどの扁桃のへこんだ部分に入っています。空気中に存在するばい菌が口の中に侵入すると、たどりつくのが扁桃。扁桃は体を守る免疫器官であるため、免疫細胞がばい菌の侵入を阻止しようとします。
のどの腫れるのは、免疫細胞がばい菌と戦っている証拠。いわゆる扁桃炎の状態です。そして臭い玉は、このばい菌の死骸の塊。臭い玉自体にはとくに害のあるものではありません。
ただし、この臭い玉が出る状態が長く続くことは問題。扁桃で免疫細胞とばい菌との戦いが続くと、免疫系の異常をきたすようになるからです。ちなみに、扁桃は免疫を担うリンパ組織の一部になります。
リンパ組織は扁桃以外にも鼠径部やわきの下など全身に存在。そして、全身のリンパ組織の中で、扁桃だけが体の外部にあります。このため、臭い玉が出る状態が続くということは、免疫システムが疲弊しているということです。
臭い玉の取り方はうがいが有効
疲弊によって免疫系に異常がおこると、全身の免疫細胞がばい菌などの敵がいなくても攻撃を開始。肌荒れなどの症状を引き起こします。場合によっては、腎臓病を引き起こすこともあるのです。
そんな臭い玉の取り方はうがいが有効。ただし普通のうがいでなく、わざとのどの奥まで水が届くようにします。吐き出すときは、のどの奥の粘膜に付いた汚れをこそげ取るイメージで、のどの奥のほうから唾液を出すのです。
臭い玉が付着しているのはのどの奥の両脇。ここを刺激して唾液を吐き出すことで、臭い玉を取り除くわけです。何度かうがいを繰り返すと、唾液に混じって臭い玉が出てきます。
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