インスタントコーヒーの入れ方は1杯の水で溶かす

インスタントコーヒーは入れ方をちょっと工夫するだけで、まるで挽きたての味に変わります。飲み比べると、スッキリとしていてほのかに甘みを感じる、コーヒー通もうなる味です。そんなインスタントコーヒーの入れ方は「まず水で溶かす」ことがポイント。熱湯をいきなり注ぐのはNGなのでした。

インスタントコーヒーは入れ方で違い

さっそく、挽きたての味が楽しめるインスタントコーヒーの入れ方を紹介しましょう。それはカップに適量のインスタントコーヒーの粉を入れたら、ティースプーン1杯分のお水を入れるのです。

そして、練りつぶすようにインスタントコーヒーの粉を溶きます。これをお湯に溶かせばおいしいインスタントコーヒーの完成。水で粉を練るだけで、味がまろやかになります。

実際に、インスタントコーヒーを普通の入れ方と水で溶く入れ方で飲み比べると、水で溶く入れ方のほうがスッキリとしています。ほのかに甘みを感じるなど、コーヒー通もうなる味でした。

異なる入れ方をしたインスタントコーヒーのカップをスプーンで叩いてみると、微妙に音が違っています。水で溶く入れ方のほうは、やや音が低く聞こえるのです。

インスタントコーヒーの入れ方は水

じつはこれ、コーヒーの中に含まれている泡の多さによる違い。インスタントコーヒーの粉は拡大すると、1つ1つの粉に小さな穴が空いた状態です。

これは製造時に水分を飛ばすためにできる穴。これを溶かすと、たくさんの空気が出て小さな泡が発生します。

すなわち、泡が多いのはインスタントコーヒーの入れ方は粉がよく溶けている証拠。そして、この小さな泡が高い周波数の音を吸収するため、叩いた音が少し低く聞こえるのでした。

インスタントコーヒーの入れ方を応用

また、インスタントコーヒーの入れ方で、最初に溶かすのはティースプーン1杯のお水です。インスタントコーヒーの入れ方といえばお湯ですが、この場合はなぜお水を使うのでしょう？

コーヒー豆にはもともと、でんぷんが含まれています。でんぷんに熱湯を注ぐと、それは片栗粉に熱湯を注ぐようなもの。そんなインスタントコーヒーの入れ方では、粉がダマになってしまいます。それを水で溶いておけば、ダマになるのを防げるのです。

このお水で溶かすインスタントコーヒーの入れ方は、でんぷんを含む粉系のインスタント食品に応用できるもの。カップスープなどを溶かすときには、インスタントコーヒーの入れ方と同様に、ティースプーン1杯の水であらかじめ溶かしてからお湯を注ぐと、ダマになりにくくなるのです。

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