体幹を鍛えるピラティスでインナーマッスルを強化
女性に人気の「ピラティス」は、じつはインナーマッスルを鍛えるエクササイズが中心なのをご存じですか? しかもピラティスは、負傷兵のリハビリとしてそもそもは考案されたものなので、激しい運動ナシでダイエットできるのです。ピラティスについて詳しく見ていきましょう。
体幹のインナーマッスルを鍛える
ピラティスは、アメリカでは3大フィットネスに数えられるほどの人気エクササイズ。ちなみに、ほかの2つはヨガとビリーズブートキャンプだとか。ピラティスは、深い呼吸とエクササイズを組み合わせることで体幹のインナーマッスルを鍛えます。代謝が上がってダイエットにも効果的なのです。
そんなピラティスの歴史は、ドイツ人看護師だったジョセフ・ピラティス氏によって開発されたことから始まります。19世紀末にドイツに生まれたピラティスは身体が弱く、喘息やリウマチ熱などの病気に悩まされた幼少期を過ごしました。
そんな病弱な身体を鍛えるために、ヨガや座禅、武術などを実践。こうして、さまざまな効果的な要素を取り入れた独自のピラティスという独自のエクササイズを作り上げました。
体の奥の筋肉の強化するエクササイズ
ピラティス氏は、第一次世界大戦に従軍看護士として負傷兵にリハビリを実施。寝たままの姿勢で手足や背骨のストレッチ、体の奥の筋肉の強化をしながら、筋肉が固まらないようにするものでした。このときのエクササイズが、後のマットピラティスの元になっているのです。
ピラティス氏は、20世紀前半にドイツからアメリカに渡ってニューヨークにスタジオをオープン。自分の考案したエクササイズを広めようとします。そして、スタジオに通っていたダンサーや俳優の間で話題となり、徐々にスポーツ選手やセレブなどもスタジオに通うようになったのです。
1967年、ピラティス氏は死去。しかし、スタジオに入門していた弟子たちによってピラティスは広まり続けます。そして、2000年に欧米でも広く知られることとなり、それが日本に伝わったというわけです。
体幹を鍛えることで体の軸が安定
ピラティスは、身体の中心を支える部分である体幹を鍛えることが大きな特徴です。とくにインナーマッスルを鍛えるので基礎代謝が高まり、太りにくい身体を作ることができます。
一例としては、ピラティスの基本エクササイズは背骨の1つ1つをなめらかに動かすことです。これによって背骨を中心とした体幹のインナーマッスルを強化。骨格のバランスが整い、体の歪みなどを正しい位置に戻せます。
もう1つのピラティスの特徴が深い呼吸。息を吸ってから吐きながら行うのが基本です。この呼吸法は筋肉を引き締めるため代謝アップに最適。身体の隅々まで新鮮な酸素を届けるため、免疫力アップ、ストレス解消などの効果もあるのです。
体幹を鍛えるピラティスは、スポーツでの運動能力向上に対しても効果があります。とくにゴルフやテニスのようなスイングの動作を伴う種目では、体の軸がぶれにくくなって回転が安定することがその理由です。
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