ダイエットには体幹より太もものほうが重要だった
「体幹を鍛える」という言葉をよく耳にするようになりました。体幹とは、背骨とそれを支える腹筋や背筋などのこと。実際に、ダイエットのために体幹を鍛えている人も多いでしょう。しかし、ダイエットには体幹よりも太もものほうが重要。スポーツに関しても同じことがいえます。
ダイエットには体幹より下半身が重要
もちろん体幹トレーニングは大切ですが、じつはダイエットのためには下半身の筋肉のほうが重要なのです。体幹、とくにお腹は意識しやすい部位ですが、体幹やお腹を鍛えたからお腹がへこむわけではありません。全身の体脂肪を減らさなければなりません。
そして、体脂肪を減らすには消費エネルギーを増やすか、摂取エネルギーを減らすこと。単に摂取エネルギーを減らすことは簡単ですが、ダイエットによる筋肉の減少によって、消費エネルギーも減ってしまっては意味がありません。並行して、筋トレを行うことが不可欠といえるでしょう。
ここで体幹のウエストまわりの太さは、下半身の太もものサイズより大きいのは事実でしょう。しかし、体幹の大部分は内臓や脂肪です。一方の太ももの大部分は筋肉で構成されています。太ももの大部分が筋肉であることを考えれば、体幹との筋肉量の違いがよくわかるはずです。
ダイエット以外も体幹より下半身
実際、下半身の筋肉量は全身の半分以上である「6割」を占めています。なかでも太ももは大きな筋肉が集まっている場所。太ももの筋肉量は全身の「4割」も集中しているのでした。このため、ダイエットには体幹よりも太ももの筋肉のほうが重要なのです。
ダイエットだけでなくスポーツに関しても、下半身の重要さは変わりません。最終的にボールを投げたり、ボールを打つといった動作でも、その3分の2のエネルギーを生み出しているのは下半身です。
50mの遠投ができる人でも、イスに座って下半身を使えないようにしたときには、その飛距離は半分にも届きません。スポーツに関しても、何はともあれ体幹よりも下半身が重要ということです。
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