ストレス太りは医学的に正しい!そのメカニズム
ストレス太りという言葉があるように、ストレスがあると太ると経験的に感じている人は多いはず。じつはこれ、医学的にも正しい話。自律神経の中枢と食欲中枢は脳の同じ場所にあって、ストレスによる自律神経の中枢への刺激が食欲中枢に波及。ストレス太りの原因となるのでした。
ストレス太りの前兆
忙しいときには生活のリズムが乱れて食事の時間が不規則になるだけでなく、食事自体もただ口を動かすだけになってしまいがち。つい飲みすぎたり食べすぎたりすることがも多いでしょう。いわゆるストレス太りの前兆です。
そんな飲みすぎや食べすぎの原因は脳にあります。じつは、ストレスによって影響を受ける自律神経の中枢と、食欲を司る食欲中枢があるのは脳の同じ場所。視床下部というところです。
ストレスを感じたり怒りや悲しみがあると、自律神経の中枢が刺激されます。するとその刺激は、近くにある食欲中枢にも伝わって、影響を与えるのです。
ストレス太りのメカニズム
ストレスによって自律神経の中枢が刺激され続けると、交感神経と副交感神経のバランスが乱れるだけでなく、食欲中枢の働きも乱れてきます。空腹でないのに食欲が刺激されてしまうのです。
その典型的な事例が「やけ食い・やけ飲み」。お腹いっぱいになっても食欲中枢から満腹になったというシグナルが出ないため、体が必要とする以上の量を食べ続けてしまいます。これがストレス太りのメカニズムです。
実際、内臓脂肪型肥満の人には、仕事のプレッシャーや人間関係の悩みなど慢性的なストレスを抱えている人が少なくありません。ストレス解消のために食べすぎや飲みすぎに走り、内臓脂肪を蓄積してしまうのです。
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